「やる気が出たらやろう」では一生やる気はでない

「子どもがやる気がないので、やる気になったら塾に通わせよう」

保護者の方から、そういった声を聞くことがあります。間違いではないのですが、経験上子どもがやる気を出すのを待つとうまくいかないことが多いです。



塾に通わせようと思ったり、子どもの成績をあげようと考えると、まずやる気にさせて意識を変えないといけないと思われるでしょう。

ただし意識を変える前に、変えないといけないことがあります。それは行動です。意識を変えるのではなく、まず行動を変えることが重要です。

子供達の意識を変える、例えば勉強に対してやる気にさせるということは並大抵のことではありません。

うちの塾に長く通っている子でも勉強に対してあまりやる気がないという子はたくさんいます。それでも勉強の大切さに気づき、みんな少しずつ勉強するようになっていきます。

塾に通いだした子たちは、決してやる気があるから勉強するようになったわけではありません。まず行動を変え、小さな行動を積み重ねることによって、少しずつできるようになり自信が付き習慣になる。だから勉強するようになる。そして最後に意識が変わってやる気が出るのです。

ですので、「やる気が出るからやろう」では子供たちは一生やらない、もしくはやる気になるのが遅すぎます。


では、何をすればいいかというと、小さな行動を積み重ねるということです。

家での勉強を、1日1分でも5分でも10分でもいいので机につく、ここからまず始めてみてください。そうすると勉強するということに対するハードルが子どもの中で下がり、少しずつ勉強時間も増えていきます。

一番難しいのは、「勉強を始める」という最初の一歩です。階段で言うなら、上り始めの第一歩が一番難しい。一段のぼれば、あとはドンドン上ることもあります。


ここでのポイントは2つあります。

一つ目は最初に取り組む勉強時間はとても小さくていいということです。まずは、小さく行動を変えて、自信をつけさせてください。

二つ目はは、すぐに結果を求めないということです。結果ではなく、過程を見てあげる。毎日少しでも勉強していれば、それをほめる。

そうしなければ、子どもは続ける意欲を失います。ただでさえ、勉強に対してやる気はないのですから。

塾に通っている子たちは、勉強への取り組み方が1ヶ月から2ヶ月で変わってきます。家で勉強させようとすると、もう少し時間がかかるでしょう。

口うるさく言いたくなるかもしれませんが、ぐっと我慢して子どもの成長を見守ってくださいね。