個別指導塾を再定義する

先日、宮崎からなかま塾を見学に来てくれた先生に、「ブログすごいですね。あんなに塾の運営方法をぶっちゃけてて。真似されそう」と言われた。

ぶっちゃけているかは別として、なかま塾の塾のやり方を書くことは多いし、たしかに真似される可能性も高いと思う。

あ、塾経営の最後の最後のキモみたいなところは、直接聞いてくれた人にしか話してません。ちゃんと話すと半日ぐらいかかるし。


で、そんな真似されるリスクがあるにも関わらず、なんでブログに色々書くか。

それは塾業界をよくしたいから。


私は、塾の仕事を始めたての時、「こんなに楽しい仕事があるんだ」と思った。

だって、ある意味、子どもたちと楽しくおしゃべりしてたら、一日が終わるんだから(笑)。

極端な言い方だが、実際そう。こんなに楽しい仕事はないと思った。

でも、嫌な部分もたくさんあった。講習会の売上ノルマだったり、授業料の売上ノルマだったり。いわゆる営業的な部分。私がいた塾は誠実にやっている方ではあったのだが。

あとは、個別指導塾業界のことを知れば知るほど、この業界に対していらだちを覚えた。ちなみに私は自称個別指導塾マニアである。

業界というとわかりにくいが、言い換えると全国にたくさん教室がある大手個別指導塾のこと。働いている人はみんな一生懸命働いているが、どう考えても制度疲労を起こしている。

30~40年前にできた個別指導という指導形態。そこからほとんど何も進歩せず、個別指導というだけで高い金を取るレベルの低い塾が全国に何千とある。

あと怒りを感じるのは塾のフランチャイズ。塾の商品って目に見えないサービスなので、どこまでも人次第になり、誰でもできるものではない。

なのに、「誰でもできます!」「ノウハウがあるので大丈夫!」なんて甘い言葉で誘って、高い契約料をとって箱だけ用意してあとはほったらかし。

個別指導塾のフランチャイズなんてほとんどこんな感じ。結局、本部が金儲けしたいだけ。誰でもできて簡単に儲けるなら、なぜ自分達でやらない?リスクをとらずに儲けたいだけ。

その被害者は、子どもたちでありその保護者であり、そして働く人たちだ。

そんなおかしなことが、日本中で平然と行われている。

おかしくない?

この個別指導塾問題については、これからちょこちょこ書いていく。本当に日本の教育業界の闇だ。


そんな個別指導塾業界を変えたい。

良い塾もたくさんある。ただ数からしたらごく少数で、割合でいくと数パーセントではないだろうか。

この良い個別指導塾とは、教室数が少ないことが多い。1~5ぐらい。

教室数が多い個別指導塾で、良いとこってどこかある?冗談でもなんでもなく、個別指導塾マニアの私でさえ知らない。

まぁ、理由はわかる。教室が多くなってくると人を育てたり、教室の質を保つのが難しくなってくる。

そうなるとどうなるかというと、経営者や上の人間は数字だけを見るようになってくる。現場を見ずに数字だけ。数字とは売上とか利益ね。

そして現場は上が数字しか言わないので、その仕事しかやらなくなる。子どもたちのことは二の次。

だから成績も上がらないし、教室運営もめちゃくちゃになる。だから生徒は減るし増えない。

そうなると、売上が減るから一人ひとりから売り上げを上げるしかなくなり、さらに営業に力を入れることになる。そして子供たちはほったらかしになり→無限ループ。

そうやって、現場で働く先生たちの心がすり減り、辞めていく。「子供達のために働きたい!」と思いこの業界に入ってくるが、やってることは営業という現実。私も昔同じ立場だったのでよくわかる。

そんな個別指導塾が全国にごまんとある。



さぁさぁ、ちょっと言い過ぎか?いやいや、まだまだ。

こんな話を聞いたことがある。

私がある塾業界の大物先生に、「なんであんなにレベルの低い塾が全国に何百教室って増やすことができるんですか?」と質問したことがある。


その答え。「レベルが低いから、たくさん作れるんだよ。」


こだわってこだわって良い教室を作るのには時間がかかる。逆にレベルなんて関係なく、箱だけ作って人を配置さえすれば、教室はできる。それで教室数を一気に増やし、全体の売り上げを上げ、数字だけ良くして上場を目指す。そんな塾経営らしい。

衝撃を受けた。これが現実か。


だからだ。こんな現状だからだ。だからこそ、変えたいのだ。

本当にこんなことがまかり通る世の中でいいのか?これが教育か?

なぜ何十年も変わらないのか?それなら自分で最高の塾を作ってやる!である。


なかま塾が100教室を目指す理由はここだ。

教室数が増えれば増えるほど、塾のレベルが下がるのが当たり前なのであれば、それを変えてみせる。100教室全ての教室が最高の個別指導塾を作る。

教室数が多くても、全ての教室がレベルが高く、子供達のためだけに一生懸命に働ける環境。

通ってる子どもたちにとっても、働いている人にとっても最高の塾。誰もやってないからこそ、チャレンジしがいがある。


これは、個別指導塾の再定義だ。

古い価値観をひっくり返して、新しい価値観を作る。

なかま塾が業界のスタンダードになったとき、世の中はもっとよくると思うから。



だから、このブログを見て、もし真似したいと思うことがあればどんどん真似してほしい。パクりまくって。許可なんていらない。

あと、直接聞いてくれれば何でも答える。見学も時間があえば、いつでもどうぞ。ご連絡ください。